DIGS-1025
三里塚から山形県上山市へ移り住んだ小川プロダクション。上山市のゴミ処理場「クリーンセンター」の紹介・広報的な映画であり、当時は「名刺代わり」に撮った映画と称された作品。しかしながら、小川紳介の慧眼は、ゴミが焼却される過程、清掃職員達の個性を綿密に捉え、単なる「名刺代わりの広報映画」のジャンルを越えている。焼却炉から排出される煤煙問題に対して具体的な事実で丹念描く演出は見事の一言。小川紳介は言う、「ゴミも生きている」と---
◎日頃ゴミ清掃に従事する人たちからもっとゴミに対する関心を呼びおこし「清掃」という仕事を理解してもらえる映画を作りたい!!という声が持ち上った
◎この映画は清掃にたずさわる一人ひとりの人柄と労働の様子を伝える
◎ゴミ清掃に対する無理解と闘いながら私たちの生活の一端を支える仕事(労働)に誇りを持っていそしむ人たちがここにある
(公開当時のスタッフの言葉)
★セルDVDのみ映画評論家・上野昂志氏による解説文付