DIGS-1079
¥3,800(税抜)
インフェルノ 蹂躙
鬼才コンビ<高橋洋×北川篤也>が生み出す血と性にまみれたグラン・ギニョール(残酷見世物芝居)。
今またおぞましき地獄がよみがえる。
盗聴、盗撮、拉致、監禁・・・狂った男女が美しき姉妹を
蹂躙する。
その目的とは、そしてあの家に一体なにがあるのか…
ビデオバブルが生んだエロス×恐怖×狂気の超絶作が
遂に復刻!
脚本は、『女優霊』『リング』でJホラーの旗手となった
高橋洋の脚本を日活生え抜きの鬼才北川篤也(『ピエタ』)が演出。
■DVD版の予告編は こちら
◎オリジナルネガより制作したHDニューマスター版
DVD特典
■セル用封入特典:高橋洋+北川篤也and根岸洋之対談収録ブックレット+プレスシート縮尺再編集版
■セル・レンタル共通映像特典:オリジナル予告編
◎凶悪猟奇殺人事件“埼玉愛犬家連続殺人事件”を想起させる内容が話題となり、後世に語り継がれてきた猟奇的傑作。
◎「凌辱される禁断の性地獄!!狂気と戦慄のサイコ・エロティック・サスペンス!!
盗聴、盗撮、拉致、監禁!異常性愛カップルに狙われる美人姉妹の恐怖を描く衝撃作。“性の密猟者”の罠の中、立原麻衣、白石ひとみ、ふたりのセクシー・ヒロインの肉体が視姦され弄ばれてゆく。ストーカーのそのまた先、禁断の性域へ踏み込んだビザール・エロス!(1997年のプレス資料より)」
※オリジナルリリース1997年/にっかつVフィーチャー作品
【DVD化に向けてのコメント】
◆「現代に“追い剥ぎ”がいるとしたら、どんな奴らだろう? “身ぐるみ剥ぐ”ってどんなことをするだろう?シナリオの最後の一行は「こうして稀代の怪物カップルは滅びたのである」。そう書かないと終われないホンだった。書けたことにビックリした、『蛇の道』と並ぶ思入れ深い作品である。」 高橋洋(脚本家・映画監督)
◆「驚く様を表現するのに「ハッとなる」というト書きはよくあるが、高橋洋シナリオには「ギョッとなる」という表現がある。この作品では“ギョッ”が6カ所も出てくる。“インフェルノ(地獄)”だから、“ハッとなる”では生ぬるいのだ。DVD化は私を“ギョッと”させたが、見る人々が再び“ギョッと”なってくれれば嬉しい。」北川篤也(映画監督)
【スタッフ】
監督:北川篤也/脚本:高橋洋/プロデューサー:根岸洋之/音楽:トルステン・ラッシュ
撮影:村石直人/美術:小林久之/劇中画:新谷尚之、野田次美
【キャスト】
立原麻衣、嶋大輔、白石ひとみ、石丸謙二郎、若松武、由良よしこ
©日活株式会社
推薦コメント〉
あの男は満員の痴漢電車の乗客だった。車内エキストラのくせに「この後、撮影をを見学してもいいですか?」と終日撮影にまとわりつき、いつの間にか獅子プロにもぐり込んでいた。普段はマジメで寡黙・が・酒が入ると訳のわからぬ大法螺吹きに大変身、失敗多数。つくづくアウトプット下手なれど、思いを打ちまけたデビュー作で見事に意気衝天!
観る側にもエネルギーを求める佐藤寿保映画の初号試写で感心したことを思い出した。
滝田洋二郎(映画監督)
20才代の頃、佐藤寿保さんの映画の助監督をつとめた。ツラかったが、なぜか嫌な思い出じゃない。どちらかというと自慢したい。佐藤寿保さんは変わらない。「止まっているってことと、変わらないってことは違うんだ」寿保さんのことを考えるといつも故PANTAさんの言葉を思い出す。羨ましいと思う。その原点である映画が新たに陽の目を見る。祝福です!
瀬々敬久(映画監督)
ピンク映画はセックスではなく不能と鬱屈を描くものであり、鬱屈と暴力は若者の特権だ。『激愛!ロリータ密猟』の誰よりも深い絶望は、いまなお我らの胸をかきむしる。
柳下毅一郎(映画評論家/翻訳家)
嫌な気持ちにさせてくれるディテール。しかし気づくとスッキリさせてくれる。ざっくりと言えば「ヒドイ」映画なのだが、この『激愛!ロリー密猟』の場合それが最上級の褒め言葉にいつしか化けてしまう、とにかくヒドイ映画。必見!
根本敬(特殊漫画家)
この映画を観て映画制作を志したと云っても過言ではない名作中の名作。
小林良二(映画プロデューサー)
コンプラ遵守、ジェンダー平等、ハードコア・ポリコレな21世紀の現代に、時空の裂け目が生じ、20世紀の闇から堕ちてきたピンク色の歪な残像!!!!! こんな奇想の封印を解くなんて、不適切にもほどがある!!!!!!!
宇川直宏(“現在”美術家/DOMMUNE主宰)
陰鬱とした狂気が棲む地下の部屋。新宿の強烈な眩しさ。赤いハイヒールに流れる血。シャッターを切り自ら脱ぐ伊藤清美さんに全身をぶち抜かれた。この作品を見たばっかりに、佐藤寿保作品を求めいまだ亡霊のように彷徨い続けている。
遠藤倫子 (映画zine ORGARM発行人)
私には「死んだら棺桶に入れるものリスト」がある。
そこにこの映画のタイトルを記す夢が叶った。
だからもう、いつ死んでもいい。
シブヤメグミ (バー浮かぶ・二代目店主)
淫乱と暴力と初期衝動!
ノイズやパンク、ロックに造詣が深いところにも衝撃を受けました。
そんな寿保監督のデビュー作が家で観られるなんて!
中原昌也(ミュージシャン/文筆家/映画評論家)
孤独で混乱した精神の前に、無邪気な人々が行き交う雑踏のどれほど残酷なことか。1985年、バブル直前の新宿に、決して救われ得ない2つの魂が交錯するとき、血と淫欲が〈イノセンス〉を塗り潰す! 身を立て! 名をあげ! やよ励めよ! 真の解放はいつも、血まみれのイニシエーションの先にしか残されていないのだから。
髙橋ヨシキ(アートディレクター/映画評論家/サタニスト)
私が20歳だった頃の新宿が舞台。毎日のように新宿にいた頃。観ているうちに当時の頭の中をのぞいているような気分になった。不安と根拠のない自信のカオス。ラスト近くのヒロインが不思議な美しさだった。
古市コータロー(ミュージシャン)
かつてピンク映画館なるものが街中にあった頃、青少年たちは自分の内に秘めた性衝動を、暴力を、妄想を、青暗いスクリーンの中に投影させていた。
じっとり湿ったシートを、男女のまぐわいを照らし出すぼんやりとした映写機の明かりを、そのやりきれなさを。
すべて爆発させるために、パンクするしかなかった。
映画館を、新宿を、狂った触覚がパンクする。
松永天馬(ミュージシャン アーバンギャルド/松永天馬のA研!)
薄暗闇が終始美しい映画だった。裸電球と炬燵の光に晒される素肌と陰影。ココロとカラダを温めあうのが下手くそ過ぎる悲しい人間たち。誰もいない夜明けの新宿通りのカットはハタチの時の自分の視線ではないかと錯覚した。
宙也(ミュージシャン アレルギー/De-LAX/LOOPUS)
デビュー作にして、すでに寿保度数120%の傑作! 瑞々しいボーイミーツガールの物語を、問答無用の過激な暴力と流れ落ちる血の鮮烈さが彩る。ゲリラ撮影の80年代新宿の、人が溢れながらも冷ややかな光景が最高!
真魚八重子(映画評論家)